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2015年8月30日 - 2015年9月5日

2015年9月 1日 (火)

防衛省の自衛隊研修制度案に思う

 防衛省が、企業の新入社員をそのまま任期2年の任期付き自衛官として受入れるという案を作成していることが判明した。名目は「企業の研修」ということで、「体育会系を確保できる」というメリットが企業側にもあるという。また、予備自衛官の確保に関連して、防衛省に協力する企業を入札で優遇できるような制度を導入するという話もあるので、人を出すことは企業側にとっても悪い話にはならないようだ。

 実に恐ろしいことを考えるものである。この案は労働者にとって何のメリットもない。これでは、任期制自衛官は「下士官の母集団」という位置付けではなく、完全に「使い捨ての対象」である。これは実質的な徴兵制によって自衛隊の能力を落とすだけでなく、現場から叩き上げる優秀な曹候補を確保できなくなってしまうと言う事である。

 さすがに、こうした制度を「企業の裁量の範囲内」と考えることは難しい。企業そのものが自衛隊に対する「口入稼業」を行うのと同じである。入札優遇を狙って、非正規労働者を自衛隊に「提供」し、任期を終えて戻ってきた後は契約を終了させるというような手を使う企業も出てくるかもしれない。また、任期中に企業が倒産するような事でもあれば、労苦は水の泡となる。

 集団的自衛権行使に賛成の立場であっても、こうした悪影響しかもたらさないような制度を肯定する識者は少ないと思う。

2015年8月31日 (月)

吉田一平市長、再選おめでとうございます

 昨日行われた長久手市長選挙で、現職の吉田一平市長が10,868票を獲得し、大差で当選を果たされた。吉田市長の実績と、「夢」が評価された結果であると思う。心からお祝いを申し上げたい。

 吉田市長の取り組みは、基本的に長久手市というローカルな範囲に留まっている。ご自身も、そのように自覚されている。しかし、吉田市長の取り組みや言動を通じて見えているのは、ネオ・リベラズムとは全く異なる社会づくりへの模索である。それは「共生」であり、「コモンズの再構築」である。

 世界的には1970年代以降、日本でも1980年代以降は、「ネオ・リベラリズム」の考えに基づく社会改革が行われてきた。この経済優先、市場優先の思想は先進諸国を中心に格差社会に代表される大きな矛盾を生んできたが、未だ「ネオ・リベラリズム」に対抗しうる新たな価値観を生み出すまでには至っていない。

 「コモンズの再構築」はネオ・リベラリズムに対抗し得る価値観ではないかと言われてはいるが、あくまでも学者が研究室の中で言っているに過ぎない。しかし、吉田市長はご自身の生き方を通じてほぼこの考え方に到達したのみならず、既に一期目の段階でコモンズの再構築に向けた改革に着手している。

 吉田市長は「自分の故郷を何とかしたい」という想いから市長に立たれ、その考え方に基づいて二期目に挑戦された。その根底にあるのはあくまでも「素朴な郷土愛」であって、日本国内のみならず国際的にも大きな価値のあることをやっているという自覚は無いようである。本当の価値が大衆に理解されるのはもっと先の時代になるかも知れないが、これは大きな仕事になる。

 長久手市の施策を通じて、先進諸国家にとってもモデルとなるような「新たな社会づくり」につながる可能性がある。吉田市長の二期目の奮闘を期待したい。

2015年8月30日 (日)

長久手市長選挙投票日

 今日は長久手市長選挙の投票日である。

 長久手市民である有権者一人一人が、きちんと権利を行使して賢明な選択をするよう期待したい。

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