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2014年4月13日 - 2014年4月19日

2014年4月15日 (火)

台湾立法院占拠事件

 台湾立法院占拠事件は、王金平立法院長が「両岸協議監督条例」が法制化されるまでサービス貿易協定の審議を行わないと表明したことで終わりを迎えた。学生たちは議場を掃除して撤退したが、これだけを見ても中国と台湾の違いは一目瞭然だ。

 かつて、中台はともに民主化運動の時代を迎えたことがあった。このとき、台湾では「国是会議」を設置して与野党が民主化への道筋を定めた。これに対して中国では学生運動を銃と戦車で弾圧した。そして、台湾が1990年代には民主主義国となったのに対して中国は未だに独裁国家のままである。

 今回の学生の撤退で両岸の根本的な問題が解決されたわけではない。しかし、台湾社会に根強い中国政府への不信感が現れたかたちとなり、台湾の自律性を保てるような手を打つことを馬英九総統も打たざるを得なくなった。解決したわけではないが、話し合いや監視のプロセスは作られる。これは民主主義国にとって重要なものである。

 学生たちが綺麗に議場を掃除して撤退したのも注目すべきことだ。台湾は民主主義には若干の混乱はあるが、中国の非難するような「混沌」ではないと示したのではないか。

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