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2014年3月23日 - 2014年3月29日

2014年3月29日 (土)

医療現場の労働問題

 「医療崩壊」が囁かれて久しいが、一方で打開の道はなかなか開けてこない。原因のひとつは間違いなく医療現場の抱える労働問題だが、違法か合法かという話だけでは問題は解決しない。

 社会保険労務士も医療労務の問題に取り組むようにはなってきているが、現場で何が起きているのかを掴むのは容易ではない。しかし、付け焼刃的な対処法だけ助言しても効果は無さそうだ。

2014年3月27日 (木)

クリミアの併合既成事実化へ

 ロシアがクリミアの併合を着々と既成事実化している。ウクライナにはロシアと正面切って争うだけの軍事力は無く、ウクライナ海軍に至ってはほとんどの艦艇がロシアに投降してしまい、事実上壊滅してしまった。

 欧米諸国はロシアを非難しているが、それ以上の動きは鈍い。少なくとも、ロシアを実力でクリミアから追い出そうとは誰も考えていない。こうなると、ロシアが併合を既成事実化できる可能性はかなり高くなる。それを読んで、プーチン大統領も急いでいるのだろう。

 残念ながら、大国のやりたい放題に国際社会は無力であった。この事実を、日本も再認識する必要がある。

2014年3月25日 (火)

台湾政界大混乱

 馬政権が推進する大陸との通商協定をめぐり、学生を中心とするデモ隊が立法院に乱入し議場を占拠し続けている。行政院にも乱入し、首相執務室にあたる院長室まで荒らされたというのだから事は深刻だ。

 台湾政治は一貫して中国との関係が重大な問題であり続けている。今回の問題は、政権と立法院の多数を占める国民党が大陸との関係強化を進めているのに対し、それでは大陸に飲み込まれてしまうのではないかとの危機感が爆発したものと言える。台湾の民主社会は大陸そのものを揺さぶってはいるものの、それだけでは経済的に大陸に飲み込まれることを阻止できない。

 1990年代までは、台湾と大陸のパワーバランスは核兵器はともかく海空戦力については圧倒的に台湾側に有利であった。しかし、2000年代に台湾は基隆級ミサイル駆逐艦とP3C哨戒機こそ導入できたものの、イージス艦の導入と潜水艦の更新には失敗し、護衛艦についても2000年当時の勢力のままである。航空兵力についても目立った進展は無かった。そして、その間に中国は一気に軍拡を進め、今や台湾海峡のパワーバランスは中国側に有利になりつつある。

 民進党政権時代、野党であった国民党は民進党政権の武器購入を妨害し、政権獲得後も中国に遠慮して対空ミサイルの開発を中止するなど、「国防」を疎かにしてきた感は否めない。もともと、台湾が大陸に対してある程度独自性を発揮してこれたのは、相当程度有力な海空兵力を持っていたからである。これが後退してしまったのだから、発言力が小さくなるのは仕方がない。

 1990年代初頭にも同じような混乱があったが、あの時は民主化を進めるプロセスをめぐる争いであった。その点では、当時の李登輝総統も与党である国民党も、本省人も外省人も、また野党であった民進党も独立派も統一派も一致していた。だからこそ、「国是会議」によって議論を集約することができた。しかし、今回は台湾内部の方向性はバラバラだし、大陸との関係をどうしていくのかはかなりの温度差がある。「国是会議」の二匹目の泥鰌を狙うのは難しい。

 残念なのは、ここで台湾軍がもっと強力であれば、台湾の人々は大陸との交流が深まってもここまでの恐怖心は感じずに済んだだろうということだ。

2014年3月23日 (日)

大阪市長選挙

 橋下前市長の辞職に伴う大阪市長選挙は、有力な対抗馬のないまま投票日となり、橋下前市長の当選で幕を下ろした。投票率は二割程度で、全国的に大して注目されなかったが、どうやら大阪市民も大した興味は示していなかったようである。

 橋下前市長の当選は当選である。しかし、もともと選挙で圧倒的多数の票を獲得してそれを利用して大阪都構想に反対する勢力をねじ伏せようとしていたのが事実上の独り芝居になってしまったから、目論見はどうなるか分からない。小泉元総理は「参議院が反対した」ことを理由として衆議院を解散したが、郵政解散で自民党が圧勝した結果衆議院で圧倒的多数を獲得し、それをバックに参議院を従わせている。しかし、今回の場合大阪市議会の構成は何も変わらない。大阪都構想の賛成が圧倒的多数であることを理由に議員を脅すこともままならない。恐らく、何も変わらないのではないか。

 そもそも、大阪都構想は橋下市長のオリジナルではない。戦後何度も、大阪が「衰退していく」過程で東京に対する対抗策として大阪の財界人たちの間で出てきた話である。それが戦後六十年余何も進まなかったのは「議会の抵抗」とか「中央官庁の抵抗」ではなく、単にそれだけのメリットがなかったからである。

 橋下市長は何とかの一つ覚えのように民間民間と騒いでいるが、その結果として公募した区長校長はセクハラをはじめとするスキャンダルを連発し、民間委託先の労働者が低賃金で生活ができず生活保護を受けているという、冗談のような事態を連発している。橋下市長としては、そろそろ次のネタを用意しないとネタ切れになりかねないのではないか。

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