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2014年3月31日 (月)

袴田事件に動き

 長年冤罪が囁かれていた袴田事件に大きな動きがあった。我が国では冤罪と言われてきた事件は少なくないが、再審はほとんど認められない。

 まず、裁判所として再審は自分たちのやったことを否定することである。法曹は司法修習の期を通じて上下関係が強く、特に裁判官や検察官はこの傾向が強い。両者は人事交流制度もあり、かなり親密な関係にある。そうなると、再審など認められば検察との関係がぎくしゃくする。・・・と言われてきた。

 ここまでの話は在朝法曹というエリートの話になるが、国民感情とて無視できない。「被害者の心情はどうなるのか」という意見は相変わらず今回の話でも目立った。つまり、「誰かを処罰しなければ気が済まない」という素朴な庶民感情である。これもまた、冤罪を作り易い土壌ではある。

 再審制度は今までの手続きの問題を指摘することだから、例えばこういう手続きにこそ裁判員等職業法律家以外の考えを入れるような制度改正が必要ではないか。

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