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2014年2月 5日 (水)

「365日24時間死ぬまで働け」は撤回ですか?

 居酒屋チェーン「ワタミ」の創業者である渡邉参議院議員が、従業員の過労死認定について「一生の悔い」などと発言していたことが明らかになったが、案の定世間は本心からの発言ではないと見ている。当たり前だろう。遺族とはまともに話し合いをせず、「金が欲しいのか」などと発言したという噂もある。何より、「365日24時間死ぬまで働け」を撤回したという話は聞かない。

 恐らく、渡邉議員のこの発言は来るべき「ブラック企業」狩りに際し、自社だけがブラック企業として叩かれないための布石だろう。実際「ブラック企業だと叩くのではなく、変えることが必要」という発言もしている。この点については私も同感だ。ブラック企業を叩くだけでは問題は解決しない。ブラック企業が有利になってしまう現在の市場競争の仕組みそのものを改革する必要がある。労働者の生活や健康を十分に保全した状態ではじめて企業は競争のスタートラインに立つ資格を持つ仕組みを導入すべきだ。

 もっとも、労働市場改革ではブラック企業が手を染めてきた違法行為を合法化するという話もあるから、渡邉議員もいつ元に戻るか分かったものではない。渡邉議員が政治家として信用されたければ、行動することが重要であろう。今回の発言が、単に「個別企業に責任は無い」という方向に向けるためのものであったとすれば、更なる批判の声が上がるのは必至ではないか。

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