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2014年1月27日 (月)

気球に乗って尖閣侵入事件

 気球に乗って尖閣諸島に侵入しようとした中国人活動家に対して、中国政府が無罪放免を求めていることが明らかになった。日本の裁判所は行政府から完全に独立しており、捜査や起訴を担当する検察当局も行政の一部であるものの他の官庁と異なる強い独立性を持っている。中国政府から求められたところで、政府が介入できる余地は極めて小さい。

 そもそも、このような要求が来ること自体由々しき事態だ。菅内閣の時に尖閣諸島沖で活動家の船と海上保安庁の巡視船が衝突する事件が起きたが、当時の仙石官房長官は船長以下の活動家をさっさと中国に送還してしまった。後から起訴しろと言われてみたところで、犯人が日本の手の届かないところに英雄として凱旋してしまったのだから後の祭りであった。

 このようなことをすればどうなるか。尖閣諸島に侵入したとしても、中国人は罪に問われないということである。少なくとも、中国政府はそのように理解してしまう。いくら首相が靖国神社に参拝しタカ派的言動を繰り返したとしても、こうした問題に一つ一つ取り組まなければ我が国はいつまでも周辺諸国に足蹴にされ小突き回されることになる。

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