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2013年11月24日 - 2013年11月30日

2013年11月29日 (金)

何のためのカジノか

 自民党が「カジノ設置」法案を了承した。観光目的とは言うものの、要するに賭博開帳の公認である。かつて、賭博開帳で摘発された者が「賭博開帳は個人の自由であり、規制する法令は憲法に違反する」と主張して争ったことがあったが、裁判所は賭博規制の必要性を認めて有罪判決を下したと記憶している。

 観光は有望な産業であるとしても、カジノ設置が本当に観光の活性化につながるのだろうか。カジノを運営する業者はともかく、治安の悪化や審査などで行政側の支出も増えることが予想されるから、プラス面ばかりではない。そもそも、カジノはラスベガスをはじめとして世界の多くの国々に存在している。わざわざ日本に来る観光客は、他国でできるカジノ遊びよりも、日本らしいものを求めて来るのではないか。カジノ設置より、史跡の整備など他にやることがあると考えているのは私だけだろうか。

2013年11月27日 (水)

秘密保護法案通過へ

 衆議院の委員会では秘密法案が通過した。衆参ともに与党が圧倒的多数だから、その気になれば可決できるだろう。しかし、こうした国民の権利を大きく制約したり、直接処罰規定が発動されることは少ないにしてもマスコミの報道や国民の知る権利を「自主規制」する制約を社会に蔓延させかねない法案は、もっと長い時間をかけて議論するべきだった。スパイ防止法案の時代から長らく議論されてきたと言われるかも知れないが、一般国民としてはこの法案は唐突に登場したという印象が拭えない。

 国民が主権者であるとは言っても、その主権の行使には多様な情報に基づく吟味が欠かせない。情報がなくなれば国民は考えたくても考えられなくなる。そうなれば、思考停止状態となり権力者に都合のいい行動を取るようになるのは歴史が教えるところだ。そもそも、あのナチス・ドイツの時代ですら、大多数のドイツ国民は自分たちには自由があると思い込んでいたのである。

 確かに、スパイやそれに近い連中のやりたい放題は容認できないが、誰もが反対できない理由を端緒として徐々に抑圧や自主規制が進む。我が国ではこうした機密保持規定にとどまらず、多くの法律で当初は誰も反対できないような理由で通過させておいて、「小さく生んで大きく育てる」手法は常套手段である。気が付いたら手遅れと言うことになりかねない。

2013年11月25日 (月)

徳洲会事件

 東京都の猪瀬知事が知事選挙の直前に徳洲会から5000万円の資金提供を受けていた事実が発覚した。報道によれば猪瀬知事側が1億円要求したとか、議員会館で金の受け渡しを行ったとか言われているが、真相はこれから捜査機関が解明していくことになるのだろう。

 呆れたのは、5000万円という大金を受け取った場所も猪瀬知事の頭の中では曖昧ならば、位置づけも借入金なのか提供なのか曖昧だということだ。オリンピック招致で4500億円の金をプールしていると豪語していた猪瀬知事だが、その感覚なら5000万円ははした金と言うことか。利息もなく返済も任意の時でいいという「自然債務」という考え方もないわけではないが、これほどのお金を自然債務で貸してくれるような太っ腹の人を見たことがない。

 いずれにせよ「記憶にない」「忘れた」はロッキード事件以来政治家の常套句として使われ、国民の軽蔑の対象ともなってきた。国民の多くは「またか」という感想を抱いていることだろう。

 問題はそれだけではない。徳洲会から金をもらっていたとしても猪瀬知事個人の責任問題に過ぎないが、徳洲会に相応の便宜を図っていたとすれば個人の問題では済まなくなる。徳洲会が離島部をはじめ僻地に病院や診療所を数多く設置してきたことは周知の事実だが、財政難に喘ぐ自治体が自治体病院を設置運営するのが難しい現在、事実上の自治体病院としての位置づけを与えられ、自治体と「特別な関係」にある徳洲会病院も少なくないからである。

中国ジョーク

 日本人に街頭インタビュー。

 「あなたは中国に親しみを抱いていますか?」

 「ええ。あなたが自宅に押し入った強盗に抱くくらいの深い親しみを抱いています」

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