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2013年3月31日 - 2013年4月6日

2013年4月 5日 (金)

道徳の成績評価は行わないのが当然

 安倍政権の「目玉」政策のひとつである道徳の教科化だが、道徳を教科とするものの成績評価は行わない方向で調整に入るようだ。これは当然の事であろう。

 何をもって「道徳的」と言えるかは多様な価値観がある現在では簡単なことではない。戦前の「修身」のような道徳を押し付けてみたところで、現代社会の規範とは所詮一致するわけもないし、実際に安倍政権を支持している経済的に成功した人たちの中には「道徳的」とは言い難い経営手法でのし上がってきたと囁かれている人たちも少なくないのだ。経営者まで行かなくとも、組織の中で出世する人の中には他人の事をなんとも思わないような冷酷、傲岸、不遜な者が少なくない。そんな組織の中で「道徳」を守ってみたところで、むしろかい離から大きな不利益を被ることは必至だ。

 必要なのは「自分が何のために生きるのか」を自分自身に考えさせることではないか。日本の教育では答えの出ない問題を子ども自身にじっくり考えさせるプロセスと言うのは伝統的に重視されてこなかった。教員側もそんなことはほとんど考えたこともなかったであろう。それならば、「道徳」の授業時間をそのために充てることができる。としても、当然ながら答えは一つではないし、それは成績評価になじむものとは到底言えないであろう。

2013年4月 3日 (水)

北朝鮮が黒鉛炉再稼働

 北朝鮮がヨンビョンにある核開発用の黒鉛炉を再稼働すると発表した。六か国協議により2007年に稼動を停止していたのだが、これだけでも北朝鮮にとって「交渉」は所詮外国からの援助を引き出すための一時しのぎに過ぎないことが分かる。

 そもそも、北朝鮮に対しては核開発停止の「見返り」として金品が支払われてきた。北朝鮮は何かあると核やミサイルで周辺諸国を脅し、僅かな開発の停止などと引き換えに援助を受けることに成功している。ここ二十年ばかり、北朝鮮にとっては国家延命のためのモデルになってきた。独裁体制を続ける限り、北朝鮮がこれ以外の手法を取ることは難しいのではないか。

 いずれにせよ、北朝鮮に「甘い態度」を取れば付け込まれるだけであることだけは確実であると言える。北朝鮮を延命させてきた責任の一旦は北朝鮮に甘い政策を取り続けてきた日本政府にもあると言わざるを得ない。最近の日本政府は北朝鮮に対して割合に厳しい態度を取り続けてきたものの、野党内のみならず政府与党内にも北朝鮮と近い関係者が根強く存在していることは否定し難いところだ。

 日本政府としては従来の経済制裁をより強化するだけでなく、北朝鮮本土への阻止任務についても検討する必要があるだろう。イスラエルの「オシラク・オプション」のような作戦を実施するかはともかくとして、その能力は持っていて悪いことではない。

2013年4月 1日 (月)

品位を害する抗議は好ましくない

 「在日特権を許さない市民の会」が大阪のコリアタウンで抗議行動を行った際、「駆除するぞ」などと申し向け、在日韓国朝鮮人をあたかも「害虫」であるかの如き暴言を浴びせたことがニュースになっている。中国の反日デモに対抗にした反中デモでも同じような暴言が浴びらせられていた。私は反日デモの真っただ中(である筈の時期)に中国にいたのだが、ニュースは別にして国民生活は平常そのものであった。恐らく、これが大多数の国民の姿であろう。

 としても、一部の者であつたとしても暴れる内容を間違えると全国民の品位そのものが疑われることになってしまうのは否定し難い。私自身は外国人参政権にも反対だし、韓国の竹島占拠も北朝鮮の軍事的恫喝も許されないと思っているし、北朝鮮に対しては更に厳しい制裁を加えるべきだと思っている。朝鮮学校への公金出にも反対だ。在日外国人に特権があるという噂も全く嘘ではないように思われてならない。としても、それで当該国民を恫喝したり、人間としての尊厳を否定するような文句を連発して抗議を行うことは許されてはならないと考える。結果的に、日本国民そのものの品位を貶める行為になるからだ。

 韓国では日章旗を燃やしたり、日本の国鳥である雉を惨殺(そもそも、多くの日本国民はあまり国鳥だと自覚はしていないのだが・・・)するパフォーマンスが行われていた。日本人を「ウェノム」とか「チョツパリ」とか、マスコミや学校教育などで日常的に日本を罵倒して使われていることも承知している。しかし、彼らへの抗議として同じレベルの事をやっていいということにはならない筈だ。

 抗議をする自由はある。しかし、日本国民としての品位を疑われないような方法で抗議を行うべきだ。自国の品位を貶めるような抗議を行うことは、愛国者の取るべき態度ではない。

2013年3月31日 (日)

北朝鮮が「戦争状態に」との特別声明

                    北朝鮮または朝鮮の国旗

 北朝鮮が南北朝鮮は戦争状態にあるという「特別声明」を発表した。今後南北関係は「戦時に準じて処理される」と息巻いている。もともと朝鮮戦争は「休戦状態」であって戦争が終わったわけではないから、戦争を再開することもできないわけではない。

 ただし、本当に北朝鮮が「戦争再開」をやる決意があるのかは極めて疑わしいものと考えられる。現在の北朝鮮軍の戦備や北朝鮮そのものの経済状態から見て、北朝鮮が戦争を戦うことができる状態にないのは明らかだ。朝鮮戦争休戦時には南北朝鮮はともに焼け野原だったが南も「極貧国」であり、その点では工業化が進んでいた北の方がマシだったと言われている。しかし、今や南北の格差は著しく、北朝鮮として韓国には歯が立たないとみるべきだろう。また、朝鮮戦争の頃は革命輸出を目論む「悪の帝国」たる中国ソ連が北朝鮮の後ろ盾となっていたが、今やソ連は消滅し中国もすっかり金が第一という国になってしまい、昔日の面影はない。北朝鮮は事実上支援なしで戦わなければならなくなる。

 となれば、北朝鮮の「特別声明」は所詮いつもの「発作」だと捉えておいた方がよさそうだ。北朝鮮はいつも「東京を火の海にする」などとヤクザがチンピラのような脅し文句を言い続けてきた国である。無論、警戒態勢を怠ることは許されないが。

 

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