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2013年12月11日 (水)

次は共謀罪

 秘密保護法が通過したと思ったら、次は「共謀罪」を制定するための法改正を政府与党は行うつもりらしい。秘密保護法と同じくらい「共謀罪」の考え方には問題が多い。解説については弁護士が色々書いているからそちらを読んだ方が分かり易いと思うが、秘密保護法に加えて共謀罪が成立すれば、後に来るのは「自粛社会」である。

 これは、力による弾圧よりも時間がかかるが、国民を無知無能にするには極めて有効に方法だ。国民がモノを考えなくなれば、権力者が思いのままに操るのはそれほど難し事ではない。古代ギリシアの衆愚制や帝政ローマ末期の混乱状態がそれを証明している。

 ナチスの社会ですら、ドイツ国民は自分たちは自由だと思い込んでいた。ソ連や中国でも、国民は自分たちは自由だと思い込まされていた。それと同じことが日本国民にも起きるのではないかと危惧しているのは私だけではないだろう。もっとも、今の政府を選んだのは国民であり、政府を支持しているのも国民である。普通の国なら反政府デモや暴動が起きるような状態でありながら、我が国は実に静かである。そうすると、やはり国民が自分で自分を抑圧する道を選んでいたのではないかと後世の歴史家は指摘するのではないか。

 「考えないこと」もまた罪であり、不作為は悪事を容認したのと同じことになる。歴史の教訓はあまりにも重い。

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