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2013年2月15日 (金)

またも北朝鮮が核実験

ファイル:WMD world map.svg

 ミサイル発射実験に引き続き、またも北朝鮮が核実験を実施した。世界中から非難され、同盟国である筈の中国からも止められていたにもかかわらず実験を強行した背景には、やはり「三代将軍」の意地があったのだろう。

 北朝鮮が「異常な国家」だということは衆目一致したところであるが、この国は金正恩という世襲将軍のみ継承と維持が可能な状態にある。そして、軍の忠誠心を高めるためには瀬戸際外交を続けるしかない。ミサイル実験や核実験は、北朝鮮の現体制を維持するためのいわば「内向き」のものと思われる。実際に「ソウルや東京を火の海に」できるとはまさか北朝鮮首脳部も思っていないだろう。日本がやるかはともかく、韓国はいざと言うときに備えて巡航ミサイルを配備し北朝鮮に対する反撃の準備を着々と整えている。

 北朝鮮の暴走は、日本中国韓国と言った周辺諸国が政権交代・世代交代を迎えて身動きが取り辛い状態を狙い、有利な立ち位置を占めるために計画的に行っているものと思われる。韓国の新大統領就任はこれからだし、中国も胡錦濤体勢から習近平体制に完全には移行できていない。安倍政権は動き始めているが、安倍総理がもともと持っていた対外強硬策を財界と公明党の反対を押し切ってまで貫けるかどうかは未知数だ。

 日本が対抗措置・制裁に対して主導的な役割を果たすことができなければ、北朝鮮を実質的に野放しにすることにもなりかねない。日本の主体的な動きが注目されていると言える。

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