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2013年2月 7日 (木)

中国艦艇射撃レーダー照射事件

 トム・クルーズ主演で大ヒットした映画「トップ・ガン」の冒頭で、主人公の僚機が「ミグ」にレーダーでロックされるシーンがある。今から見ると「冷戦時代」の緊迫感を感じさせる内容の映画そのものなのだが、日本近海で起きていることはこの映画の冒頭シーンを髣髴とさせるものだった。北東アジアでは、冷戦はまだ集結していないと考えるべきだろう。

 尖閣諸島周辺で哨戒中の海上自衛隊の護衛艦に対し、中国海軍の艦艇(フリゲイトと報じられている)が射撃用レーダーを照射したことが報じられた。レーダーでロックすることは発砲したときに正確に目標に命中させることができることを示すもので、これは中国海軍側の「威嚇射撃」と考えて差支えないのではないか。無論、威嚇でも実際に砲やミサイルを発射すると後々面倒だから、射撃レーダー照射と言う手を使ったのだろう。

 普通の国ならレーダー照射を受ければレーダー照射をやり返すだろうし、アメリカなら「自らへの攻撃と判断して反撃する」だろうが、日本ではそれは「ない」と見て中国側もこのようなことをやらかしたと思われるが、これを容認してしまえば「中国のやりたい放題」を容認することになりかねない。いつ攻撃されるか分からないのでは、出動する自衛官や海上保安官もたまるまい。

 言うまでもなく、与党でも公明党は親中政党であり、公明党に恩義のある自民党としては対中強硬政策を進めるのは簡単ではない。日本政府が「身動きできない」状態にあるうちに、中国としては既成事実を積み重ねておきたい意図があるものと思われる。日本政府は窮地にあるが、ここで相応の対応をしなければ、ますます日本は転落の道を歩むことになるのは必至であろう。

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