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2012年8月12日 - 2012年8月18日

2012年8月17日 (金)

中国活動家尖閣諸島上陸事件

 

                   

 中国の活動家が尖閣諸島の魚釣島に上陸し、待機していた日本の警察・海保・入管関係者によって逮捕されると言う事件が起きた。上陸を阻止しようとした日本の巡視船は中国の活動船によって体当たりされ、傷だらけになった姿が確認されている。2年前の事件を思い出した者は多かったのではないか。

 そして、日本政府の態度もまた二年前の菅内閣が行った対応を思い起こさせる。どうやら被疑者の取調べは行うものの、中国政府の要求通り帰国させることになるらしい。あまりにも、情けない対応だ。二年前に中国政府にひたすら恭順の意を示したことが、今回の事件を含む日本の領土への諸外国の浸食を招くことになったという反省がない。

 今回注目すべきは、中国政府の外交担当者のみならず商務担当者も同じような対日発言をしているという点である。これは、中国に進出している日本企業を人質に取っていると言う事を雄弁に物語る態度ではないか。自民党政権時代から日本の財界は中国を刺激しないように政府与党に求め続けてきた結果と言えよう。

 民主党政権は発足以来、日本の安全を破壊する外交政策を取り続けてきた。日本の国際的影響力と安全は最悪の状態に陥っていると言える。もっとも、現在この事件に対する強硬策を主張している自民党にしても、政権与党時代には中国政府を刺激することを避け続けてきた。尖閣諸島近辺を中国の調査船が闊歩しているのを長らく咎めなかったのは自民党政権である。

 日本は衰退と解体の道を歩んでいると考えているのは私だけではあるまい。

2012年8月15日 (水)

終戦記念日

 今年もまた8月15日がやってきた。終戦の日である。私はこの時期になると「日本のいちばん長い日」を読むことが近年習慣になってきた。終戦の裏に秘められた政府や軍関係者の人間ドラマは、ある意味日本的なものが良くも悪くも出たものだからである。

 戦争が終わって六十年余が過ぎたが、我が国は未だに「敗戦国」という位置付けから脱却できていないように感じるのは私だけではないだろう。国際的な争い事があると、二言目には「戦争で悪いことをしたのだからお前が引け」と言われ続け、現に言われているのである。最近ではさすがに政府も即思考停止になることは少なくなっているものの、戦争のことを持ちだされて主張を引っ込め或いは譲歩を強いられる例は珍しいものではない。この結果、竹島と北方領土は奪われ、尖閣諸島も危ない状態になっている。領土のみならず、日本国内においても日本国民の権利の浸食が始まっており、このままでは近い将来日本国民であるメリットは喪われることになるのではないか。

 もっとも、武力と愛国心を振りかざして対外拡張政策を進め、自国民の優位性を吹聴している中国や韓国の姿は、残念ながら大日本帝国の映し鏡と言える。つまり、彼らは大日本帝国と言う失敗を隣国として最も身近に感じていながら、大日本帝国の失敗から学んでいないのである。我が国も戦争を「後悔」しているものの、同じ失敗を繰り返さないような学習となると甚だ疑問であり、本当に「反省」しているとは言い難い。もっとも、終戦直後に日本が朝野一体となって「反省」しようとしたところ、連合国から「反省すると言う事は、次は勝つ気だろうから反省させてはいけない」と横やりが入っている。

 日本が「いつか来た道」を歩んでいると言うのは戦後一貫して左翼の言い分であったが、少なくとも雇用・労働の分野に関しては当たっていると言える。非正規雇用と低賃金労働者の増加、若者世代の不安はそう差があるわけではない。そこから一足飛びに新天地を求めたり、「維新」のような大規模な体制の変更を求めたりしたことが、日本の破綻につながった。しかし、貧困層や低賃金労働者の増加という中産階級の破綻を示す状態は、あまり深く考えずに先導されやすい傾向を憂慮せざるを得ない。

 戦争を「反省」することこそ、戦争に対して強い国家国民を作ることにつながる。何故、我が国が戦争に活路を求めたのか、社会経済状態も含めて見直す必要がある。単に戦争を「後悔」しているだけでは、残念ながらわが国の未来は暗い。

 戦没英霊に対し、謹んで哀悼の意を捧げたいと思う。

2012年8月13日 (月)

ロンドンオリンピック閉幕

 ロンドンオリンピックが閉幕した。日本は金メダルの数こそ北京オリンピックを下回る7個にとどまったものの、銀メダル14個と銅メダル17個を獲得し、合計メダル数38個となった。

 この38個というメダル数だが、どの程度凄いのかと言うと、2004年のアテネオリンピックの37個を上回り、一度の大会で獲得したメダル数として過去最高である。また、日本が1928年にサンモリッツオリンピックで初参加して以来冬季オリンピックで獲得したメダルの「総数」が37個である。

 下馬評の高かったジュードーが振るわなかったのは残念であるが、レスリングでは多くの金メダルを獲得し、ボクシングや卓球など従来はあまり日本選手が活躍できなかった分野でもメダルを得ている。ジュードーが「世界競技」になって「柔道」を生みだした日本の手を離れつつあることを実感させられずにはいられない大会ではあったが、一方で新たな分野で日本が活躍できることも明らかになった。「お家芸」も時が経てば変わるものなのだろう。

 外国人選手との「体格差」を埋めるのは簡単ではないが、射撃やアーチェリーなどは体格の差を技術で埋めることが可能な競技であり、競技をはじめるのが遅い選手や年配の選手でもメダルを獲得した実績がある。更に幅広く選手団を送れる国になるよう期待したい。

 私としては「ルール」を考えさせられた大会であった。日本は必死にルール内で頑張るが、欧米諸国はルールそのものを狙っている。これはオリンピックだけの問題ではない。

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