« なぜ日本人は「歯並びが悪い」のか | トップページ | 小沢一郎被告に無罪判決 »

2012年4月25日 (水)

JR西日本福知山線脱線事件から7年

 JR西日本による福知山線脱線事件から7年になる。事故が起きたのは2005年4月25日で、当日の事はよく覚えている。当時私は大阪大学の大学院に入ったばかりであったが、コンピューター室にいる時に同志社大学の同期生から「大変なことになっている」という電話が入った。ニュースを検索すると、とんでもないことになっているのに驚いた。

 事故を起こした列車は同志社大学田辺キャンパスに向かう学生を多く乗せていた。その結果、事故の犠牲になった学生も多かった。私自身は田辺キャンパスにいた頃は自転車通学だったが、事故を起こした路線も私用で何度か利用したことがある。

 あれから7年が過ぎたが、事故原因は今なお究明されたとは言えない。運転手が猛スピードを出していたことは分かっているが、何故そのような心理状態になったのかは未だ明らかにされていない。JR西日本は「日勤教育」と呼ばれる社内指導を行っており、苛酷な労務管理が原因だと言う意見もあるが、一方で「日勤教育」は交通関係会社の多くで行われており、JR西日本特有のものではなく大した心理的負荷・圧迫にはならないという話もある。が、仮に日勤教育が原因であるとすれば、他の交通機関でも同じような事故が起きる危険性があるということを考えざるを得ない。

 世間の耳目は、どちらかと言えば経営陣が安全管理を怠ったという刑事訴訟に向いているが、労務管理がどのように行われていたのか、もっとこの問題について掘り下げる必要があるのではないか。

 犠牲となった方々のご冥福を衷心よりお祈りしたい。

« なぜ日本人は「歯並びが悪い」のか | トップページ | 小沢一郎被告に無罪判決 »